梁下2200ミリのテナントで、梁を囲うと同時に、天井の高さも変え、様々な場所をつくろうと考えた。クリニックで欠落してしまう部屋同士の「つながりのなさ」を解消するために、木目の空間と、白や、ベージュの空間が交互に現れ、広がりを感じるとともに、各場所を緩やかに区切ることが可能になった。
エントランス
色合いはまとめながらも素材感を変え、シンプルながらもサインと診療案内が際立つ魅力的なファサードへ
受付・待合
下がり天井で自然に空間は繋がりつつもブース分けが可能となる
受付・待合
受付空間はグレーでまとめ、下がり天井〜壁面、背面壁までを一体のハコ状に。上部にはミラーを貼り奥へと繋がる視覚効果を。
検査室
広い空間を木目とホワイトで空間にメリハリを。連続して木目ブースを作ることで奥行き感が更に強調され解放感を感じることができる
検査室
検査ブースは清潔感と爽やかさを感じるために真っ白なホワイトで。繋がる通路や各ブースにはあえて落ち着いたトーンで境界をはっきりと分けた
中待合
床とカーテン、天井を木目色にまとめ、壁には間接照明を。
降り注ぐ日光のように落ち着きや安らぎを感じることができる中待合となった