開放的なエントランス(クリニックデザイン)。
駅直結の商業ビル内という好立地であるが、テナント場所が分かりにくく奥まった位置にあり、近くまで行かなければ医院か分かりづらい場所である。プライバシーの観点から入り口はガラスシートが貼られ、従来のクリニックの様に内部のシーンが見えないスタイルをやめ、『開放感あるエントランスを魅せる』外に開けた医院設計で解消した。
待合
眼科としては閉め切りがちな受付待合を、あえて外部からもオープンに。吸い込まれ、思わず入ってみたくなるような光と空間となった
検査室
必要最低限の照明数で、すっきりとした温かみある検査室
手術室
手術室利用は週2回程度だが、院内スペースの1/4を占拠している手術室。せっかくなら手術日以外は「魅せる手術室」としてインテリアデザインの一部に
受付
温かみを備えつつ石材により重厚感を与えた受付スペース。高級感も感じることで技術の高さも自然と伝える狙い
暗室
柔らかい色合いの素材が続きながらも暗室ははっきりとした濃度の高い色味を。緩急をつけたブースの区切りとなった
検査室
壁面にミラーを貼ることで奥へ空間が続くと錯覚する視覚効果を。広がりある飽きのこない壁面が実現
手術室入口
壁面は素材にこだわり、大判900サイズにして目地計画を行った
待合
出隅の処理をわざと厚みを持たせることにより石のような重厚感を出している
待合
マテリアルの素材感と綿密に計画された目地ラインがシンプルな空間ながらも魅力的な雰囲気を演出
検査室
緊張感を緩めるような落ち着いた安らぎある検査室