東大阪市、瓢箪山商店街内の眼科の新装工事。近隣に既に2つ診療所があり、分院となる。テナントは駅直結の商店街内で賑やかな通りに面する1階。130坪程度あり、大きな間口があった。眼科と薬局で区画分けし、両方の内装を設計した。2階はカラオケ店、3階はグループホームがあり、周囲の喧騒といかに切り離すかに注力した。大きな間口を生かした水平ラインを描き、そこへ垂直ラインを重ねて奥行き感を出した。雰囲気としては、手術実績が豊富なクリニックなため、ゆったりとした贅沢な空間とした。待合では多様な滞在の仕方が出来るよう工夫した。
クリニックとしての存在感を出し、商店街へアピールしつつも、周囲の喧騒と切り離した空間とした。管理会社と交渉し、外部共有部も工事範囲とし、1階間口全体から雰囲気作りを行なった。外へ開かれたクリニックとして地域に根付いていくことを願っている。

受付・待合
ホテルのロビーのようなゆったりとした雰囲気のある受付・待合エリア

受付
受付カウンターも大きくスペースに余裕が感じられる

受付・待合
照度を若干落とした事で落ち着いた雰囲気が感じられる待合スペース

待合
クリニックとしての存在感を出し、商店街へアピールしつつも、周囲の喧騒と切り離した空間として感じられる待合スペース

中待合・検査室
検査室入口から奥へと伸びるライン照明により空間に更なる奥行き感が感じられる