形成外科と婦人科のドクターご夫婦が新規で開業される複合クリニックのプロジェクトである。
プログラムの性質上、作業性やプライバシーを考慮すると診療室や準備スペースをテナントの中心に配置し、外周部廊下状になるところに各科の待合等患者が多くの時間を費やす空間を配置するレイアウトとした。本計画ではそのような空間構成の中でも患者さんへのホスピタリティを考え居心地の良い空間を目指した。
細長い待合は限られた空間ながらも開放的で過ごしやすい場所となるように天井ルーバーの間から木漏れ日が降り注ぐ路地裏のようなゆったりと時間が流れる落ち着きのある場所を目指した。
クリニック名の『ななほし』はてんとう虫から由来しており太陽に向かって飛ぶことから幸運の象徴とされております。待合に注ぐ木漏れ日に向かって幸運の天道虫が飛んでいくように暖かで訪れる患者が幸せになるようなクリニックになって欲しいと思う。

受付
ナチュラルな木目により温かみのある雰囲気を感じる受付スペース

通路
天井ルーバーの間から木漏れ日が降り注ぐ路地裏のようなゆったりとしたイメージを考慮しデザインしている

待合
待合スペースの天井も自然光が差し込むような印象を受けるように造作