”ショールームのようなクリニック”
椅子好きなオーナーで、医院には様々なデザイナーズチェアを置きたいという要望があった。
眼科の場合、他の科目に比べ検査も多く、待ち時間が長くなってしまう。そのため待合での座席数が求められ、医院内の至る所に椅子が雑多に並んでしまう。そこで、椅子のショールームのようなクリニックを提案した。様々な椅子が空間に配置されるため、内装全体はモノトーンな印象で構成し、どんな椅子でも合うような空間とした。また、ショールームらしさを演出するため、待合はガラス張りで、天井の高い空間とした。
椅子の配置されるところは、座った目線でのスケール感に合わせて下がり天井とした。また、間接照明やサイン計画での空間にメリハリを付けた。ガラス張りと天井の高い開放的な空間、座り心地の良い椅子、外部のグリーンによって、待ち時間を有意義に過ごすことができるよう考慮している。

受付・待合
様々なデザインの客待ち椅子に合うよう全体をモノトーンな雰囲気にした受付・待合スペース

受付・待合
広々とした空間に様々なデザインの椅子が置かれ、まるでチェアのショールームのようなイメージ

待合スペース
ガラス張りの開放的な空間である待合スペースは外部のグリーンも見渡せ非常に心地よい

検査室
検査室から診察室・処置室を見る モノトーンで落ち着いた雰囲気

検査室
天井照明・椅子が長手方向に流れるように配置されているため実際の空間以上に奥行き感を感じる

手術室
明るく・クリーンなイメージの手術室は機能性を重視

リカバリールーム
リカバリールームは暖色系の色調を用いて居心地の良い空間を演出

外観
ガラス張りの受付・待合スペースにより外から様々なデザイナーズチェアが見て、まるで椅子のショールームの様なクリニック