”大屋根で守る”
郊外の506坪の敷地に手術室を備える眼科の新築計画で施主の要望は国道を走る車から一瞬で印象に残る建造物を要望された。車で来院される患者が多いこともあり安全に出入りできる配置を計画、
車寄せ(雨除け)など患者に対する細かな配慮とスタッフのアメニティーを考慮している。
一階は外来と手術室などをワンフロアにまとめ、患者とスタッフの動線を考慮した無駄のない効率的なゾーニングとし。2階は畳の部屋を設けるなどスタッフが寛げる充実した空間を構成。内部は木の構造部材を見せながら、開放的で安心感のある診療空間を構成。またクリニック全体を巨大な片流れ屋根で覆い、シンプルだが力強く動きと安定感のある形態にすると共に、この建物自体がランドマークとなる様に計画をまとめた。

外観
巨大な片流れ屋根が建物自体のランドマークになっている

クリニック入口
車で来院される患者を考慮した車寄せ 雨の日でも濡れずに入れるよう配慮

受付
受付エリアは吹き抜けになってるので非常に開放的な空間になっている

受付・待合
吹き抜け天井は温かみのある木目を使用したことで全体的に柔らかな印象を与える

検査室
広々とした検査室 シンプルで洗練されたイメージ

検査室
木の構造部材上部の間接照明により天井を明るくすることでより開放的なイメージを与える