新規開業を希望されていた先生が、郊外に新築を建てたいという強い思いから実現した案件。外観は昨今のクリニックのように色使いを派手にするのではなく、建物の形とサインのみで演出。ファーサード面に大きな開口を設け重厚感を持たせることで、どっしりと落ち着いている雰囲気を外観から醸し出した。それは待合空間でも同じく、受付カウンターは外壁と同じ素材のタイルを使用しホテルのロビーにいるかのような演出を図った。大きな開口は針が無くても持つように構造計算をし、地域のシンボルとなるよう意識した。

外観・夜景
建物の形とサインのみで演出。ファーサード面に大きな開口を設け重厚感を持たせることで、どっしりと落ち着いている雰囲気を外観から醸し出した

受付・待合
高い天井を生かし、特徴のあるペンダントライトを採用した事で外観からのアイキャッチとなっている

受付・待合
受付エリアの天井が高く開放的で、上級感のある素材を使用していることでホテルのロビーにいるかのような演出を図っている

受付
上質な素材を使用し高級感を演出。雰囲気のある間接照明と合わせることでホテルののロビーにいるかの様な雰囲気を演出

検査室
検査室は機能性と清潔感を重視して、シンプルな作りにしている

手術室
部分的にウッド素材を使用したことで重厚感のある落ち着いた雰囲気を演出した手術室

暗室
暖色系の色調を使い、落ち着いた雰囲気を演出。居心地の良さを感じる暗室

外観
大きな開口は構造梁を用いなくても維持できるよう構造計算を行い設置している