婦人科に訪れる女性の視線と心の動きに寄り添い、安心と尊重を感じられる空間を目指した。すでに院長が想いを込めてつくられた「男性と女性を象徴する折り鶴」と「麻の葉模様」のロゴを起点に、和の素材感と端正な佇まいを空間全体へ展開。受付から待合へと続くラインには光と透け、繊細な模様を重ね、柔らかく包み込むような体験を設計した。診察室の扉が並ぶクリニック特有の無機質さに対しては、枠の存在を意識させないデザイン操作を行い、気配をやさしくぼかした。複雑なテナント形状を活かし、折り鶴を折るように面を折り重ね、山と谷で緩やかなリズムをつくる構成とし、建築的な陰影と心理的な落ち着きを両立させた。

受付
やわらかな光に包まれる、女性のためのクリニック受付空間

待合
自然光と落ち着いた色調で整えた、静かな待合スペース

待合・診察室入口
秩序ある配置が生む、静かで落ち着いたクリニック空間

診察室入口
木目とやわらかな光で整えた、落ち着きのある診療室入口

診察室
リラックスして身体を預けられる、穏やかな診療環境

診察室
必要な医療機能をコンパクトにまとめた、清潔感のある診療室

分娩室
機能性と快適性を両立した、清潔感のある分娩室