美容皮膚科・内科・小児科を併せもつクリニック。質の高い落ち着いた時間を過ごすにふさわしい空間を目指した。特に待合~通路~施術諸室といった移動に伴う気持ちの変化に着目。この変化をそっとサポートするようなシーケンシャルな空間構成を採用した。余計なものをそぎ落として必要なものだけを整えることで、空間に落ち着きが生まれ、特別な体験となると考えた。

通路
待合から通路へのシークエンス:光・サイズ・床素材などの変化が気持ちの切り替えをサポート

通路
石のヴォリューム感と床の関節光が落ち着きと信頼感を演出 拡がりや安心感を添えるアルコーブとルーバー(迷路性の緩和)

診察室入口
諸室のドアはヴォリュームの凹みに 少しの間を作る

メイクブース
美容皮膚科の施術前後に立ち寄るメイクブース

診察室入口
落ち着いた印象の通路空間から一転、明るい各諸室へ 光が漏れ出る

待合
ウレタン部の取替(劣化対応)・増減(感染症対策)が容易な待合椅子 奥に見える受付は中央で仕切り、隣あわせた患者のプライバシーに配慮 この壁柱の連続が空間にリズムと一体感を生み、スケール感を調整する