クリニックは用途ごとに仕切るため個室が多くなり、閉塞感がでやすい。今回のテナントは駅近ビルの2階で周辺には建物が
密集し、外部の景観や日光を利用出来なかった。入口間口も小さめで、閉塞感と薄暗さから入りにくさがあった。
入口で安心感を与えるため、共用エレベーターホールから演出した。看板で誘導し内部の既存柱を斜めに
囲ったディスプレイで外にアピールした。
開放感を出しつつも、外からは受付のみが見える形とし、患者のプライバシーに配慮した。
内部では広がりの演出のために、通路も一体の空間として利用した。
裏側のスタッフ用通路もあえて見せ、奥行きを出した。これは入り組んだクリニックの見通しをよくする効果もある。
受付
既存柱を利用し斜めに囲ったディスプレイを設け、外部からのアイキャッチとしてしている。
待合
開放感を持たせるため、診察室に向かう通路も一体とした
レイアウトにしている。目線を遮るために木枠のガラスパーティションを用いたことで透過性のある空間になっている。
待合
目線を遮るために木枠のガラスパーティションを用いたことで透過性があり開放感のある空間になっている。
診察室
診察室は機能性を重視した清潔感のある空間になっている。