”大小のボリューム・大きい庇・長い擁壁”
この計画は、既存医院を残す計画であり道路面に接するように建築されている。そのため道路に対して奥まった配置となってしまう。また、隣接する建物は高い建物が多く近隣の建物に隠れてしまう。そのため、新築する医院の視認性を高めることが求められた。そこで、視認性を高めるため、高さの異なるボリュームを配置し建物自体にリズムを持たせた。また、それらのボリュームを水平的につなぐ大きな庇を設け、建物に一体感を持たせた。水平的に長さのある庇にサロンを施し、医院名の長さを生かしたサイン計画とした。道路面に対しては、既存医院との境界に長い擁壁を設け、そこにもサインを施した。さらに、長い擁壁の視認性を高めるため、木目の表情とし、その木目を建物の外壁にも使用することで、擁壁から建物へ視線の移動を促す計画とした。
外観
擁壁がら続く外壁の木目の表情が建物外から入口へと視線を促す枠割を果たしている
受付
グレー色と木目のコントラストが印象的な受付エリア
循環器生理検査室
清潔感と機能性を重視した循環器生理検査室
処置室
処置室は温かみのある木目を使用し居心地の良さを感じる
リハビリテーション室
リハビリテーションはシンプルだが温かみのある空間
カウンセリング室
窓から見えるグリーンが心地よく感じカウンセリングルーム