郊外の広大な敷地に計画するクリニックは全方向から見られ表と裏がないシンプルで印象に残る建築をめざした。スクエアな建物は、道路沿いのRC塀と一体となり、あたかも2階のボリュームが浮遊してるかのようなダイナミックなフォルムを形成している。またRC塀と建物の間は設備スペースとし外からの視線を意識した。

受付
シンプルを極め綿密に計画された配置計画と素材の融合。
受付背面サインは壁面と同色ながらも凹凸の陰影で浮かび上がる

待合
日光が心地よいカウンター席も用意。「眼科医療を身近に快適に」を大切にしている

リカバリー室
術後の回復ルーム。心地よい暗がりと光、存在感のあるチェアで心落ちつく空間へ

検査室
院内スタッフと患者の動線を考慮しつつ、天井照明、家具、設備配置までが直線で美しさと広がりを表現している

暗室
カーテンレールまでも直線にこだわりシンプルでかっこいい空間を演出。検査機器が際立ちデザインの要素としても感じられる

多目的室
眼科医院には珍しい多種多様な使い方が可能な多目的ルーム。外部を眺めながら落ち着き、まったり談笑も可能な空間へ

院長室
白を基調としたモダンなシンプルデザインの部屋

外観-夜景
スクエアが上空に浮遊してるかのようなダイナミックなフォルムの眼科外観

外観-夜景
どの角度からも直線の美しさと抜け感、浮遊感を感じることができる大胆な外観デザイン

外観-夜景
地上からの目線では、2階部分は天井壁の間接照明のみが目視できる。1本の光の線が迫力と存在感を感じさせる